アロマオイル(精油)を使ったアロマバームの効果は
アロマバームは油分が多いため、長時間、肌の上にとどまるのが特徴です。
肌の上に長くとどまることで香りや成分による良い効果が持続し、頭痛や肩こりなど慢性的なお悩みに対応できます。
また、スキンケアアイテムとしても優れており、肌の上にアロマバームが膜を張ることで、外的刺激から肌を守り、水分が蒸発して乾燥するのを防いでくれます。
そして、なんといってもアロマオイル(精油)の香りを常に感じられることで、意識的に深い呼吸ができ、アロマオイル(精油)の芳香成分が、脳にダイレクトに届き、自律神経によい影響を与えてくれます。
アロマバームに使用される基材
バームに使用される基材は様々ですが、本記事では一般的に入手しやすい、
ミツロウやシアバター、ワセリン、キャリアオイル(植物油)をご紹介します。
基材とは?
アロマオイル(精油)は精製の過程で成分が濃縮され高濃度になり、原液のまま肌に触れる刺激になる場合があります。基材(きざい)は精油を安全・手軽に希釈してお使いいただくためのサポートアイテムです。
ミツロウ
ミツロウはミツバチの巣を構成しているロウの不純物を取り除いて作られたワックスです。
天然成分が多く残っている黄色い未精製のものと、クセの少ない漂白された白い精製のものがあり、
アロマクラフトの材料としてよく使われる基材の一つです。
保湿、殺菌、抗炎症に優れているのも特徴です。
シアバター
シアバターはアフリカのサハラ砂漠の南側に自生する、シアの木の実から抽出された植物バターです。
シアバターは、何世紀ものあいだ先住民によって使われていた歴史があり、現代でも化粧品用のクリーム基材として利用されています。
保湿に優れたオレイン酸を多く含むことから、ハンドクリームの代わりとしても使われます。
脂肪酸構成上、ダマになりやすく、未精製のものは少し刺激を感じる場合があるので注意が必要です。
ワセリン
ワセリンは石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものです。
塗布することで肌の上に油膜を張り、肌から水分が蒸発するのを防ぎます。
ワセリンは病院で処方されたり、ドラッグストアや薬局で販売されたりしています。
混ぜるだけで簡単にできる基材ですが、肌には吸収されないため、洋服などについてしまうことがあります。
キャリアオイル(植物油)
キャリアオイル(植物油)は、植物の実や種から抽出したオイル植物油です。
溶かしたミツロウやシアバターにキャリアオイル(植物油)を加えることで、バームの固さを調整することができます。
特にホホバオイルは熱によって性質が変質しにくいので、アロマバーム作りにおすすめです。
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