アロマクラフトの基材とは?
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の香り成分を抽出したエッセンスです。
原液のまま皮膚に使用するのは刺激が強いので、必ず希釈(薄めて)して使用します。
希釈する際に使用するための材料を「基材(きざい)」と言います。
各基材には特徴があるので、使うシーンや目的、自分の肌にあうものを選ぶのが大切です。
主な基材の種類や使用方法をご紹介
植物油(キャリアオイル)
植物油やキャリアオイルとも呼ばれます。トリートメントやクリームに使われます。
キャリアオイルは、精油(エッセンシャルオイル)を薄める働きと精油を含む有効成分を体内に運ぶ役割があり、そこから「キャリア=運ぶ」と名付けられたといわれています。
植物油(キャリアオイル)にはたくさんの種類があります。
精油(エッセンシャルオイル)を選んで香りを楽しむように、肌に直接付けることができる植物油(キャリアオイル)も選ぶ楽しさがあります。
ホホバオイル
アロマトリートメントサロンではよく使用されている植物油(キャリアオイル)です。
変質しづらく、肌の水分保持力を高めてくれるので、化粧品やトリートメントオイルとしてよく使われています。
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スイートアーモンドオイル
保湿力が高く、ビタミンEを多く含みます。キャリアオイルとしてよく使用される軽い手触りのオイルです。
すべての肌質に合うことから、初めてキャリアオイル(植物油)を使う方に人気です。
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マカダミアオイル
肌に浸透しやすく、子供など若い肌に多いと言われる、パルミトオレイン酸を豊富に含む手触りの軽いオイルです。
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水溶性の基材
ローションや、アロマスプレー、香水などは水溶性の基材を使います。
無水エタノール
無水エタノールは、99%以上のエチルアルコールです。
精油がエタノールによく溶けるため、スプレーや香水作りに用いられます。ドラックストアで購入できます。
精製水
不純物の入っていない純度の高い精製水を利用します。
水道水は塩素など多数の成分が含まれているので、アロマテラピーには向きません。
芳香蒸留水(フローラルウォーター)
精油が水蒸気蒸留法で抽出されるときに、精油とともに抽出されるのが、フローラルウォーターもしくは芳香蒸留水、ハイドロゾルと言われるものです。
微量ですが、芳香成分などが溶け込んでおりその作用はほぼ精油と同じですが、精油成分が少ない分刺激が少なく、直接お肌に塗布、またはスプレーして使用することができます。
グリセリン
アルコールの一種で、吸湿性が高く肌に用いるとしっとりとした感触になるため、保湿剤として広く利用されています。
手作りのアロマ化粧品作りにおすすめです。
アロマ専用乳化剤
精油(エッセンシャルオイル)を乳化させるための専用の基材です。
植物素材からできているのでアロマオイル(精油)となじみやすく、口に入っても問題のない成分でできています。
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その他
ミツロウ
ミツバチ出す動物性ロウで、抗菌・保湿作用があり、クリームなどによく使われます。
別名ビーワックスとも呼ばれています。
練り香水やアロマバームなどに用いられます。
シアバター
シアバターはアフリカのサハラ砂漠の南側に自生する、シアの木の実から抽出された植物バターです。
保湿に優れたオレイン酸を多く含むことから、ハンドクリームの代わりとしても使われます。
重曹
弱アルカリ性の粉末で医薬品・食用・工業用とさまざまな用途があります。
掃除のお役立ちアイテムとしても人気です。
精油(エッセンシャルオイル)と混ぜることで、入浴剤や消臭剤として使われます。
植物油(キャリアオイル)を選ぶ時の注意点
お肌の状態は人それぞれ異なるので、初めてキャリアオイル(植物油)を選ぶ場合は、自分自身の肌質やアレルギーの有無など、わかる範囲で確認しておくと安心です。
例えば、ナッツアレルギーをお持ちの方は、場合によってはマカデミアナッツオイルを避けた方が良いかもしれません。
必ずアレルギー反応が出るかどうかはわかりませんが、わざわざ不安材料があるものを選ぶ必要もありません。
アロマクラフトを楽しむための用具
アロマオイル(精油)や基材を使ってアロマクラフトを作るために、基材を計測するものや作成途中のアロマクラフトを入れる容器やかき混ぜるもの、できあがったものを保管する容器が必要なってきます。
保管用容器以外でしたら、基本的には家にあるものでもできますが、アロマクラフト専用の道具があれば便利です。
ガラス棒
複数の精油や基材と精油を混ぜるときに必要になります。※代用品:割り箸
はかり
基材の重さをはかったりするときにあると便利です。料理用のコンパクトなものがおすすめです。
計量スプーン
基材が簡単に計測できます。
耐熱ビーカー
液体の基材を計測するときに使用します。
また、そのまま湯煎にかけることもできるので、1個あると便利です。30mLのものがおすすめです。
容器
- 作成中のアロマクラフトを入れるためのココット ※代用品:紙コップ
- ガラス遮光瓶
- ジャータイプのクリーム容器
- スプレーボトル
- ロールオン
- ポンプ容器など
※注意
精油はプラスティックを溶かす性質があるので長期間のプラスティック容器での保存は避けてください。
各基材を使ったアロマレシピ
それぞれの基材を使ったアロマレシピを3つご紹介します。
キャリアオイル(植物油)を使ったトリートメントオイル
キャリアオイル(植物油)は、主にトリートメントに使用します。
精油(エッセンシャルオイル)をキャリアオイル(植物油)で希釈して使用することで、肌の滑りが良くなり、香りに包まれることで心も体も安らぎます。
含まれる栄養素や手触りで、お好みのものを選びましょう。
<トリートメントオイル>
◎植物油(キャリアオイル)※ビーカーで計測します。
フェイス、首、デコルテに使いたい場合・・・10mL
首、肩、腕に使いたい場合・・・20mL
おなかに使いたい場合・・・10mL
足裏、脚に使いたい場合・・・20mL
◎精油(エッセンシャルオイル)
基本は、植物油(キャリアオイル)に対して濃度1%、お顔に使う場合は濃度0.5%に調整してください。
アロマオイル(精油)1滴=0.05mLが目安とされています。
(公社) 日本アロマ環境協会(AEAJ)の既定ではトリートメントの際、濃度は1%以下が目安とされています。
フェイス、首、デコルテの場合・・・1滴(0.5%濃度)
首、デコルテ、肩、腕の場合・・・4滴(1%濃度)
お腹の場合・・・2滴(1%濃度)
足裏、脚の場合・・・4滴(1%濃度)
【トリートメントオイルの作り方】
植物油(キャリアオイル)をココットに入れ、アロマオイル(精油)を精油瓶から滴下しよく混ぜます。
水溶性の基材を使った主なアロマクラフト
水溶性の基材を使って、アロマスプレーが作れます。
アロマスプレーを作るための材料
- お好みの精油(エッセンシャルオイル)20滴程度
- 無水エタノール 20mL
- 精製水 40mL
- スプレーボトル(60mL)
- ビーカー
- かくはん棒(割りばしでも代用可)
作り方
- 1)ビーカーに無水エタノール 20mLを入れます。
- 2)お好みのアロマオイル(精油)20滴程度を加えてよく混ぜます。
- 3)精製水 40mLを加えてよく混ぜます。
- 4)スプレー容器に入れ替えて完成です。
- 5)よく振ってから使用してください。
マスクスプレーや、ファブリックスプレー、消臭スプレーなどシーンに合わせて作ることができます。
ミツロウを使ったアロマクラフト
練り香水や、アロマバームとして使えるミツロウを使ったアロマクラフトをご紹介します。
ここでは、ミツロウとキャリアオイル(植物油)を使用して、アロマバームを作ります。
材料と道具
- ミツロウ 2g
- ホホバオイル 15mL
- ガラス棒 ※かき混ぜるためのものです。おうちにある割り箸等でも構いません。
- 耐熱ビーカー (容量 30mL以上のもの)
- 湯せん用の鍋
- 蓋つき容器 (容量 20mL)
1)ビーカーにミツロウ 2gを入れ湯せんにかけ、溶かします。
2)溶けたミツロウに、ホホバオイル 15mlを加えて、ガラス棒でよく混ぜます。
3)ミツロウが全て溶けましたら、湯せんからおろします。
4)お好みの精油を加え、ガラス棒か割りばしで軽く混ぜます。
5)固まらないうちに、保存用の蓋つき容器に入れ替え、1日(気温にもよります)くらい、冷やします。
6)冷えて固まったらできあがりです。
頭痛を和らげたい時、乾燥が気になる指先や唇など、お悩みに合わせて精油(エッセンシャルオイル)を選んで作ってみましょう。