お風呂で楽しむアロマレシピ５選。注意点も解説
お風呂に浸かることのメリット
お風呂に浸かることで、体が温まり新陳代謝よくなるため、疲労回復やリラックス効果が期待でき、自律神経が整うと言われています。
浮力で体が軽くなりリラックス
お湯に入ると、体は浮力を受けて軽くなります。
水中では、空気中に比べて約1/10程度の重さになります。
水やお湯の中では、体を支えている筋肉や関節の負荷は軽減されます。
また、浮遊感もあるので、心身がリラックスできます。
水圧でめぐりよく
水中では、体の表面に圧力がかかっています。
水深1mにつき、76mmhg(0.1気圧）ずつ水圧が増します。
このため、お風呂につかると、抹消血管から心臓への血液が押し戻されやすくなり、全身の血行がよくなります。
※循環器系に問題がある方は負担になる場合もあるので注意しましょう。
温浴で自律神経のバランス調整
お風呂に入ることで体が温まり、また水圧で血行がよくなることで、新陳代謝が活発になります。
そのため、体の老廃物や二酸化炭素が排出されやすくなるため、疲労回復やリラクゼーションに効果的です。
３８℃から４０℃のお湯で１５分〜２０分つかることで、交感神経から副交感神経を優位にしてくれ、リラックスしやすくなります。
特に就寝予定の１〜２時間前に入ると、寝付きやすいと言われています。
アロマバスがなぜよいのか？
お風呂に浸かるだけでも疲労回復やリラックス効果、自律神経が整うと言われていますが、アロマオイル（精油）の芳香成分で相乗効果が期待できます。
リラックスの相乗効果
アロマオイル（精油）の芳香を嗅ぐことで、気分が良くなることはありませんか。
アロマオイル（精油）に含まれる芳香成分には、心身をリラックスさせてくれるものがあると言われています。
お湯の水圧、浮遊感と芳香で、心身の緊張をほぐし、１日の疲れを癒してくれます。
からだのめぐりを良くしてポカポカに
お風呂と同様に、アロマオイル（精油）の中には体のめぐりをよくしてくれる芳香成分が含まれるものもあります。
温かいお湯と良い香りで体のめぐりをよくし、体を温めてくれます。
アロマバスの注意点
アロマオイル（精油）を安全に使用するにあたり、いくつか注意点があります。
アロマオイル（精油）を原液で入れない
皮膚などに使用する際は、アロマオイル（精油）は原液では使用しません。
アロマオイル（精油）は植物のエッセンスが凝縮されており、成分も高濃度です。
原液が皮膚に触れると、痛みや赤みなど異常が出る場合があります。
もし、原液が皮膚についた場合は、流水で洗い流し、場合によっては、皮膚科での診察をおすすめします。
刺激のあるアロマオイル（精油）は避ける
アロマオイル（精油）の中には、肌刺激が強いものがあるので、希釈をしたとしても避けた方が良いものもあります。
フェノール類、アルデヒド類、ケトン類の芳香成分が入ったアロマオイル（精油）は皮膚刺激があるので、避けましょう。
◎フェノール類
シナモンリーフ、クローブ、タイムチモールなど
◎アルデヒド類
シトロネラ、メリッサ、メイチャンなど
◎ケトン類
カンファー、スペアミント、ローズマリーカンファーなど
乳幼児、妊婦、高齢者、禁忌のある方への使用について
アロマオイル（精油）の使用を避けたほうがよい場合もあります。
◎乳幼児
AEAJ(日本アロマ環境協会）のガイドラインには、０〜３歳未満の乳幼児には、アロマオイル（精油）を芳香浴以外では使用しないことが記載されています。
◎妊婦
一部のアロマオイル（精油）は、妊婦には使用を避けた方が良い場合があります。また、妊娠中は香りに敏感になりやすく、気分が悪くなることもあるため、体調に注意しながら使用してください。
◎高齢者
AEAJ（日本アロマ環境協会）のガイドラインでは、高齢者は体調に配慮しながらアロマオイル（精油）を使用し、通常の半量から試すことが推奨されています。
◎禁忌のある方
医師による治療を受けている場合や薬を処方されている場合は、使用前に当該医療機関に相談しましょう。
アロマバスの楽しみ方
アロマオイル（精油）の原液で使用すると、肌に刺激を感じることもあるので、必ず希釈して使用しましょう。
使用する基材の特性で、ご自分のお好みのアロマバスを楽しみましょう。
植物油（キャリアオイル）で希釈
植物油（キャリアオイル）にアロマオイル（精油）を加えよく混ぜれば、アロマバスオイルの出来上がりです。
植物油（キャリアオイル）は、保湿作用があるので、お肌がしっとり感じられます。
植物油（キャリアオイル）を使ったレシピ
【材料】
〇スイートアーモンド 10mL
〇お好みのアロマオイル（精油）2〜3種類（合計10滴程度になるように組み合わせてください。）
〇ビーカー
〇かき混ぜる棒
【作り方】
�．咫璽�ーにスイートアーモンドを計り入れ、お好みのアロマオイル（精油）
2〜3種類を合計10滴になるように入れて、かき混ぜる棒でよくかき混ぜます。
�↓，鰺畫紊貌�れ、お湯とよくかき混ぜます。
スイートアーモンドオイルの詳細はコチラからチェック≫
乳化剤で希釈
バスベースのような専用の乳化剤やディスペールやグリセリンで希釈します。
これらの基材は無香なので、アロマオイル（精油）の香りの邪魔になりません。
乳化剤を使ったレシピはコチラからチェック≫
粗塩と混ぜて希釈
ご家庭にある粗塩とアロマオイル（精油）を混ぜると、あっという間にバスソルトに早変わり。
塩は発汗作用があると言われているので、アロマオイル（精油）との相乗効果で、体が温まります。
粗塩を使ったレシピはコチラからチェック≫
アロマバスレシピ5選
おすすめのアロマバスレシピ５選のご紹介です。
ぜひ、お試しください。
和精油で楽しむ〜柚子＆檜
和精油の中でも人気の柚子と檜のブレンドは、お家のお風呂がまるで温泉につかっているような心豊かになる香りです。
柚子に含まれるリモネンが体のめぐりをよくし、檜のまろやかな木の香りが、心身の疲れを癒してくれそうです。
檜
柚子
森林のような香りで楽しむ〜パイン＆ブラックスプルウス
まるで森林浴をしているような針葉樹のパインとブラックスプルウスのブレンドです。
森林にはフィトンチッドといわれる木々が発している芳香が空気を浄化してくれていると言われています。
お風呂に温まりながら、パインとブラックスプルウスの香りが心身の浄化をしてくれそうです。
パイン
ブラックスプルウス
フローラルな香りで楽しむ〜ローズオットー＆真正ラベンダー
女性の味方ローズオットーと心身をリラックスに導いてくれる真正ラベンダーのブレンドは、女性特有のゆらぎで心身が不安定なときに、そっと寄り添ってくれることでしょう。
ゆっくりとお風呂につかりながら、ローズオットーと真正ラベンダーの香りで癒されましょう。
ローズ
真正ラベンダー
オリエンタルな香りで楽しむ〜サンダルウッド＆フランキンセンス
古来より宗教行事などで用いられているサンダルウッドとフランキンセンスは、心の奥深くにしみいるような香りです。
サンダルウッドとフランキンセンスのまろやかで奥深い香りが心身の疲れを癒してくれます。
心が疲れた時は、温かいお風呂とこのアロマブレンドでリラックスしてみませんか。心身の緊張がゆるゆるとほぐれそうです。
サンダルウッド
フランキンセンス
爽快な香りで楽しむ〜ローズマリーシネオール＆オレンジスイート
爽快でハーバルな香りのローズマリーシネオールとジューシーで甘いオレンジスイートの香りは相性抜群のブレンドです。
ローズマリーシネオールは、体のめぐりをよくし、筋肉の疲れを癒すと言われています。
また、オレンジスイートに含まれる芳香成分リモネンは、体のめぐりを良くし、心のバランスを整えてくれます。
ローズマリーシネオール
オレンジスイート
まとめ
いつもの入浴に、アロマオイル（精油）を使用することで、入浴時間が心身の疲れを癒し、なおかつ心豊かなものになることでしょう。
入浴時は、シャワーよりも浴槽に浸かって、アロマバスで体を温めることをおすすします。
